自動車盗難の主な手口

自動車盗難の主な手口

手口名説明
リレーアタックスマートキーの電波を中継して車両のロックを解除しエンジンを始動させる。
コードグラバー鍵の解除信号を読み取って偽の信号を作成しドアを開ける高度な電子的犯行。
ピッキングドアの鍵穴をこじ開けて侵入する古典的な手法(最近は少ない)。
窓ガラス割りガラスを割って侵入し、車内の物品または車両ごと持ち去る。
積載盗難(積み込み)大型トラックなどで車両ごと運び去る荒技。

日本国内での自動車盗難の現状(警察庁データ参考)

  • 年間被害件数:約5,000〜7,000件(年々減少傾向だが、依然深刻)
  • 多くが夜間・早朝に住宅駐車場や月極駐車場で発生
  • 被害が多い車種:トヨタ「ランドクルーザー」「プリウス」など人気車種
  • スマートキー車両の被害が急増中

自動車盗難対策の例

対策方法効果
スマートキー電波遮断ケースリレーアタック対策に有効(キーケースに入れるだけ)
ハンドルロック/タイヤロック物理的に動かせなくし、盗難を抑止
GPS追跡装置万一の盗難後に追跡可能にするための車両搭載装置(スマホ通知連携可能な製品も多数)
車載監視カメラ駐車中の車両周辺を録画・クラウド保存、犯人の姿を証拠として残せる(夜間対応モデル推奨)
駐車場の選定・照明強化明るく防犯カメラ付きの場所に駐車するなど、環境面での防止策

🚨 自動車盗難の主な手口10選

  1. リレーアタック
    → スマートキーの電波を中継して車のロックを解除・エンジン始動。家の玄関先でも被害多数。
  2. コードグラバー攻撃
    → 鍵の通信コードを盗聴・複製してドアを開錠。スマートキーのセキュリティ弱点を突く手口。
  3. CANインベーダー(CAN攻撃)
    → バンパー裏などから車の通信ネットワーク(CAN)に不正アクセスして解錠・始動。
  4. ドアロック解除(ピッキング/こじ開け)
    → 物理的にドアをこじ開ける、またはピッキングして侵入。古い車両に多い。
  5. ガラス割り侵入
    → 車上荒らしや盗難目的でガラスを割って侵入。短時間で物色して逃走する。
  6. OBDポートからの不正始動
    → 車内のOBDⅡ端子に装置を接続し、エンジンを強制始動する手口。整備機器の悪用例も。
  7. スペアキー窃盗
    → 車検や修理先でスペアキーをコピー、または盗まれて後日盗難されるケース。
  8. 積載車・クレーンによる物理的持ち去り
    → エンジンをかけず、車両ごと運搬車で持ち去る荒業。防犯装置があっても無力。
  9. エンジンかけたままの車を乗っ取る(サイレントシーフ)
    → コンビニや自宅前でエンジンをかけたまま離れた隙に盗まれる。
  10. SNS・位置情報からの標的型犯行
    → 車の位置や所有者の行動をSNSで把握し、無人になるタイミングを狙って犯行。

🧠 補足:

AI・通信型のリアルタイム通知カメラ(写眼ラ)での即時発見・抑止が重要です。

近年は「静かに・素早く・目立たず」が盗難手口の特徴。

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